Brian Auger & Julie Tippetts / Encore (1978年)

二人の再会盤。その間ジュリーはキース・ティペットの奥方になったけれども。この時期のオーガーのサウンドは、オブリヴィオン・エクスプレス時代から推し進めてきたクロスオーバー/フュージョン化が落ち付きを見せた、ポップで小慣れたもの。旧友の為に、彼の出来うる最高のサウンドを用意した、という見方もできるが、どこか「ハンコック、スティービーに追いついた」余裕すら感じることもできる。一方ジュリーは、人妻の余裕。