うに


なんか、久々にジャズを聴きたくなったので
棚から取り出したのが、普通じゃないジャズアルバムw。


THE SOUND OF FEELING / UP INTO SILENCE


このCD、実は2枚のアルバムを編集したものでして、
1968年の「THE SOUND OF FEELING AND THE SOUND OF OLIVER NELSON」
からA面の5曲と、1969年発表の「SPLEEN」から全曲、ボーナスに未発表曲5曲
といった体裁となっております。


THE SOUND OF FEELINGとは、ボーカル担当の双子美人姉妹に
ボーカル&ピアノ&アレンジ担当のGARY DAVID(オッサン)
からなる3人組グループであります。
ジャケだけで見ると、とってもラブリーなソフトロックの
グループかと思いがちですが、
聴けばナンジャコリャ。


基本スタンスは、ジャズとサイケ。
フリー・ジャズ的な要素もあり、ジャジーなサイケロックあり、
ビブラフォンをフューチャーしたクールなサウンドあり、
アフリカ民族音楽風あり、呪い的なスキャットあり、
S&Gの有名曲カバーあり、優美なチェンバー・ミュージック風あり、
クラヴィネットがウネウネいうファンク・ロックあり、
もう混沌としてますが、とっても良いです。


やっぱりジャズ好きには、OLIVER NELSONが参加してる
楽曲群に一番惹かれますね。
コルトレーンの名演でも有名な「MY FAVOURITE THINGS」なんかも
変態スキャット入りでやってますが、
サックスのブロウ具合や重々しいベースとドラムの音と合わせて
とてもカッコいいんです。