うに


最近、物忘れが酷くなったような気がします。
何たって、自分の正確な年齢が出てこないんです(笑)
とりあえず、アラ・フォーであることは常に自覚してる程度です。
まあ、生年月日から逆算すれば判るのですが、
普通は、そんなことしなくてもすぐ判るもんだと思うんです。


平成の元号も、いつもど忘れ。
でも昭和の元号は西暦から逆算するまでもなく
完璧に頭の中に入ってます。
これは、60年代〜80年代の音楽が趣味であることに
関係しているんじゃないかと思います。
アルバムが発表された西暦の年を必ず憶えますし、
その西暦を元号に置き換えて
日本での文化や社会情勢を知ることによって
そのアルバムの評価や、その当時の雰囲気や良き思い出に
浸りながら聴くことができるんです。


Airborne / Songs Of City (1977)


このアルバムがカナダでひっそりと発表された1977年は昭和52年。
山下達郎の「SPACY」が発売された年なんですよね。
私はまだ3、4歳の頃です。
太陽にほえろ!では新人俳優の木之元亮がロッキー刑事で
デビューした年でもあります。


そんな当時の日本の文化や環境、自分のかすかな記憶を脳裏に置いて
このアルバムのCSN&Yライクで非常にメロウなフォーキーサウンドを聴くのが
極上な楽しみなのであります。


アコギのギターカッテイング、控えめなエレピのバッキング、
さらに控えめなアナログシンセの温かみのある音、
そして極上のコーラス・ハーモニー。
何度でもリピートしていたいくらい好きです。