うに
己の好きな音楽、またはサウンドというのは
今まで聴いてきた音楽を統計的に考えれば
カテゴリやジャンルでハッキリと傾向が
現れてくるものだと思います。
その傾向を頼りに、そのジャンルを
さらに掘り下げて未知のサウンドを求めるものでしょう。
私にとってジャズやソウルなんかが
最も顕著でわかり易い傾向なんですが、
それはとても安易な掘り下げ方をしてきた
結果であるとも言えます。
実は己の好きな音楽って、
ジャンルを問わず共通する
「ツボ」のようなモノが存在するような気がします。
また「ツボ」は一つでなく、複数存在し得るものでしょう。
首筋であったり、胸部であったり、脇の下であったり、
臀部であったり、・・・。
昨年、暇を見つけては常習した以下の4枚も、
ジャンルはとっ散らかってますが
「ツボ」を刺激してくれるモノでした。
ANNETTE PEACOCK/THE PERFECT RELEASSE(1979)
ファンクやフュージョン色が強いんだけれども
英国産ならではの一筋縄じゃいかないサウンド。
クセになるカッコ良さがあるんです。
マックス・ミドルトンがキーボードで参加してました。
JERRY GARCIA & HOWARD WALES/HOOTEROLL?(1970)
ハモンド・オルガン好きにはたまらなそうな
プレイとツボを付く音色。
ジャズ・ロックなんですけど、
70年台初期の井上尭之バンドが影響受けてそうな
感じもしました。
JOHNNY BLACKBURN & MARY LAUREN/ECHOES OF LOVE'S REALITY(1981)
一言で表現すれば「楽園」なアシッド・フォークです。
LARRY CONKLIN & JOCHEN BLUM/JACKDAW(1980)
これまたアシッド感を醸し出す美しいフォークです。
12弦ギターの音色に惹かれますね。