Roy Ayers Presents Ubiquity / Starbooty (1978年)

もはやレアグルーヴの代名詞的なアーティスト。ジャズ畑の人間の中では最もソウル/ファンク寄りなアプローチではなかろうか。基本的にどの作品でも、ファンク的なポリリズムやグルーヴに対する執拗なまでのこだわりを感じさせる。一方、本来のジャズミュージシャンとしての片鱗は、管楽器の使用や転調の多いコード進行といったところくらい。エレピやミニムーグといったキーボード類の音色も彼ならでは。ただ、このアルバムはUbiquity名義であり、彼は直接演奏に参加していないというのが、ある意味スゴイところ。