Gary Bartz / JuJu Man (1976年)

レア・グルーヴ的な演奏で10年前に掘り起こされた感のあるアーティストであるが、ファラオ・サンダースほどメジャーでないにしろ、一応コルトレーンの影響は大。このアルバムは、そんな彼のスタンスが色濃く反映された演奏が多い。1曲目は「至上の愛」をモチーフとした演奏「JuJu Man」。2曲目のスタンダード「My Funny Valentine」では、シリータがボーカルで参加。ジャズ・バラードを、あの可愛らしい声で歌いこなす。3曲目もコルトレーンの「Straight Street」。70年代のカッコイイ真面目なジャズ・アルバム。