Michael Franks / Michael Franks (1973年)

永年探していた1stアルバムだったのだが、店だと高価で手がでない。たまたまヤフオクで手頃な値段で見つけたので落札し、やっと聴くことができた。ジャジィーで洒落たAOR名盤『The Art Of Tea』以降のサウンドとは程遠く、アコギ、ドブロ、バンジョーマンドリン、バイオリン等を駆使したカントリーテイストと、ブラスセクションやラテンパーカッションを駆使したファンキーなソウルテイストとが混在する素敵なSSWアルバムである。その中にあって、ジャズワルツのリズムに洒落たコード進行であるB-1「Just Like Key Largo」は、唯一後年のサウンドに通ずるものがある。