北陸1日目

行きは、東京駅から上越新幹線で越後湯沢に出て、そこから金沢ゆきの特急「はくたか」号に乗り富山へ行くルートです。帰りはその逆。どの列車も指定席が取れたので、快適な列車の旅を満喫できました。ただ不満もあります。新幹線は2階建ての1階部分だったので、高架の壁にさえぎられて外の景色がほとんど見えないこと。その代わりとでも言うのか、駅に着くとちょうどホームの床の高さくらいの目線なので、ホームの際をミニスカを履いたおねえさんが通れば最高の眺めなのですが・・・、だーれも来やしません(笑)。「はくたか」号に至っては、ほとんどトンネルなので景色がないどころか、トンネルに入る度に耳の中が詰まるような感じになって、しょっちゅう鼻をつまんで耳から空気を排出してましたよ。

富山に来るのは2年ぶりとはいえ、結構久しぶりな感覚でもあります。なにせ、富山駅の2つしかない出口を、巨大ビルに誤魔化されて間違えてしまうくらいですから。富山県隋一の繁華街が広がる南口と、最近区画整理され巨大ビルが建つも、まだ空地が広くどこか寂しい雰囲気の北口。まるで30年前の新宿を見ているようです。いづれは今の西新宿のように北口も栄えていくのでしょうか。

hashirunodaisukiさんと待ち合わせるために、しばらく南口の繁華街をウロウロしてたのですが、やはり私はどうしてもゴチャゴチャして汚らしい方に足が向いてしまうんですよね。ピンク映画館と一杯飲み屋みたいなのが軒を連ねて同居する一角「シネマ食堂街」なんて、もう最高の雰囲気。ピンク映画館は私にとってトラウマなので、その危険な匂いが、より一層雰囲気を盛り上げてくれます。

その後仕事の終ったhashirunodaisukiさんと待ち合わせ、手羽先屋で晩飯代わりに飲み、2件目はカラオケを楽しみました。この2人が揃うと、邦楽のとてつもなくマニアックで懐かしい選曲ばかり(笑)。3件目はhashirunodaisukiさんの行きつけのハード・ロック・バー。そこへ徒歩で移動する道中、桜木町の風俗街を横切って行ったのですが、その雰囲気はどこも変わりませんね。立ちんぼも呼び込みも、皆一様に同じような言葉で話しかけてきます。「かわいい子いますよ〜」「マッサージどうですか?」。

3件目のハード・ロック・バーですが、正直言って私の嗜好の範疇に入る音楽を流したりはしません。せいぜい店に飾ってあったT-REXツェッペリンのジャケに反応できるくらい。ただ店のマスターが何年か前までは私の家の近所に住んでいたと言うことを知り、親近感は沸きました。やはり地方で東京を詳しく知ってる人に会うと心強いものですね。しかしこの店では、私1人でやたらに飲んで食べまくってました・・・、いつもそうなのですが、私は或る一定時間が過ぎると食欲どころか、アルコールも底無し状態になっちゃうんですよ。いくら強い酒を呑んでも泥酔しないんです。幸い3000円で呑み食べ放題だったので、元は完全に取ったと思います。